3 踏んだり蹴ったり
[初出] 03.01.09 [最終更新] [平均面白度] 3 [投票数] 1 [コメント数] 0
仕事が忙しいのに旅行に出た。というより旅行の予定の日までに仕事を上げることができなかった。情けないことだ。しかも旅行は正月旅行だ。正月までヒイヒイやらなきゃならない年は実に久しぶりである。
ぼくの兄弟は男ばかりの三人で、両親も健在である。この四家族が毎年どこかの温泉に参集するという習慣がある。もはや吉例になってしまったもので、欠席するのは憚られる。それでなくても彼らにはこの機会にしか会えない年が続いている。どうしてもキレイな身になって参加するぞと頑張っていたのだが、間に合わなかった。
今年は元旦の宿が取れなかったので、二日三日の泊まりとなった。
大晦日も元旦も終日仕事。座りっきり。
大晦日段階で元旦には仕事が完了しないことは明らかになった。旅行にはPowerBookを持っていかざるを得ない。重いのに嫌だなあ、ということもあるし、もうひとつの心配事もある。
それは(前にも少し書いたと思うが)バッテリのへたりの問題だ。
ぼくのPowerBookは旧式の2000年タイプ。もはやバッテリはへたれまくっていて、下手すると、電池駆動で数分というのも危なくなっている。旅先に持っていけるものではない。
仕方がないので、大晦日の日に人に頼んでバッテリパックを買ってきてもらった。二万円近くの投資。イタいが仕方ない。別にこの旅行だけで使うものでもない。
で、明けて二日。ザックにPowerBook、ACアダプタ、資料、筆記具etcを詰め込んで新幹線に乗った。やっぱりクソ重い。
その上、そのザックを持ったまま石段を上がるという愚行を旅の最初にしてしまった。荷物の重さと、日頃の運動不足に加え、ここ数週間のダルマ生活がたたって、ほうほうのてい。よそのばあさんたちはすいすい登っていくのに、ぼくはひいひい。なんの因果かヒザを痛めてしまった。実に痛い。帰ってきた今も少しは痛い。
持っていったPowerBookは宿の部屋で使い、二泊目は別の旅館に移動という旅程だったので、チェックインまでの間、二軒目の旅館のロビーで使った。ここでほとんどのバッテリを消費した。
部屋に入ってACアダプタをつなぐ。充電しなくっちゃ。
が、ACアダプタが機能しない。充電してくれないだけでなく、AC電源モードでも動かない。
実は持っていったACアダプタはiBookについてきたものだ。外見上はまったく同じ。いままではPowerBookと併用しても問題がなかった(いや、以前に一度へんなことはあった)。手近な方をザックに入れてきたのだが、どうもそれが悪かったようだ。
それが証拠に、帰ってきてからPowerBookのACアダプタ(繰り返すが外見はまったく同じなのだ)に差し替えると、ウソのようにちゃんと動作する。
結局、二日目の午後以降はまったくコンピュータが使えない状況になった。やらなきゃならないことは原稿の直しなので、プリントアウトに手書きで赤字を書き込むことで何とかならないことはない。しかし、それはあまりに非効率である。だいいち、それでいいなら、何も3キロ超のPowerBookを持ってくることはなかったのである。もちろんACアダプタも。重い荷物を背負う必要もなかったので、ヒザが痛くなることもなかっただろう。
そういえば二万円弱のバッテリパックも慌てて買うことはなかった。
ぼくが2000年モデルのPowerBookを使い続けている理由は、G4のPowerBookのデザインになじみが持てないでいるからなんだけど、サンフランシスコのExpoで新しいデザインのPowerBookが発表されたりしたら、目も当てられない。
まったくもって「お荷物」でしかなかったPowerBookであった。こんなことならThinkPadの方を持っていけばよかった。そやつも充分に重いのであるが。
(ほうらみろ、やっぱり発表されちゃったじゃないか)
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