9 あおるなよ
[初出] 2005.06.07 [最終更新] [平均面白度] 3.2 [投票数] 5 [コメント数] 0
先日の韓国漁船が海上保安官を乗せたまま逃走した事件に関する報道に関しての感想なんだけど、なんでそうもあおるかなあ、と。
たしかに韓国漁船の行動は無茶だ。自国のであれ他国のであれ、官憲を乗せたまま逃げたりしたらタイヘンなことになるのは明らかだ。おまわりさんに直接危害をおよぼせば、彼らは組織をあげてホンキになってかかってくる。これはどこの世界でも同じだろう。
しかし、報道なんかでの主眼はそのことにあるのではなく、韓国領海内で両国の海上警察どうしの綱引きに関してだった。
なんでああもあおるんだろう。
韓国側が漁船の引き渡しを拒むのは、すんなり理解できる。それは逆を考えれば明らかだ。たとえば函館の港に日本の漁船が必死で逃げてくる。それを追ってロシアの軍艦がくる。ロシア領海内で悪いことをしたから引き渡せ、と。渡しますか? 渡さんじゃありませんか。渡したりしたら、もうそりゃ世間が黙ってはいまい。
国際法のことはなんも知らんが、FBIがいきなり日本国内でだれかを逮捕することはあるまい。まずは日本の警察につかまえてもらって、犯罪人引き渡し条約かなんかでアメリカ側に引き渡す。日本の領空から離れたところの飛行機内でFBIが逮捕するという手順ではなかろうか。そういうニュースはいままでもよく見た。フィリピンで捕まった日本人を飛行機内で逮捕というニュースとか。
このニュースをテレビで見ていての感想は、「なんでそうもあおるねん」ということに尽きた。あおるなよ、と。
韓国側としては、国内世論のことを考えても、おいそれとは渡す訳にはいかん。それだからこそ、今回の解決になったわけであるのだから、ま、あれでいいのであるし、あれしかないのではないかな。
国と国の関係はサッカーではないんだから、ぷち愛国心でもって熱くなってはいかんのではないかと思う。
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