8 着ぐるみをかぶったぬいぐるみ
[初出] 2005.05.18 [最終更新] [平均面白度] 3.5 [投票数] 4 [コメント数] 2
性別からいっても年齢からいっても、ま、当たり前すぎるほど当たり前のことかもしれないが、ぼくはキティちゃんがキラいである。なんだか無表情だし、ちっともかわいいと思わない。
今ではそうでもないようだけど、一時期は成人女性の間にも流行していた時期があり、社会人となったお嬢さんがバッグにあの白ネコをつけてたりすると、なんだかげんなりしたものだ。
しかし、そんなぼくの最近は旅先での楽しみのひとつが、キティを見ることになっている。
観光土産のキティのぬいぐるみは、あろうことか、その土地の名産品をかぶっている。つまりぬいぐるみが着ぐるみを着ているということになる。なんとも仰天の発想だ。
たとえば越前海岸で見たのは、名産のカニをかぶっていたし、どこだったかではウニをかぶっているのも見た。これは発想に感嘆するだけではなく、じゅうぶんに笑えるし、キティの無表情も着ぐるみをかぶっていることで、どこかポーカーフェイスをおもわせて、とつぜん、(ぼくにとっても)なかなかかわいく見える。
それでも今までは「シカ、かぶっとるやないか」と微笑するだけで、買うなんてことはしなかったのだが、今回はついつい1000円弱の大金をはたいて購入してしまった。もちろん自分用であるが、土産物屋の店員は、コドモへのお土産と思ったことであろう。
シゴトで沖縄に行っていた。生まれて初めての沖縄は、見るもの見るものが新鮮で、非常にエキサイティングであった。そういう経験の中でコーフンしていたのかもしれない。空港の売店でついつい買ってしまいましたよ。
沖縄のキティは、あろうことか「シーサー」をかぶっていたのだ。カニやらウニやらウシをかぶっているのにも驚いたが、なるほど、こう来たかという感じだった。だいたいシーサーはかぶるもんじゃないでしょう。
いま、そのシーサーキティは本棚の一角に鎮座している。これも当然のことながら、家にもって帰ってみると、そぐわないし、そうかわいくも見えない。だいたい中年男の書棚には、けっしてあってはいけない装飾品だろう。
しかし、いま、とってもビビっていることがあるんですね。ぼくの性癖からすると、これがクセになってしまうのではないか、と恐れているのだ。
つまり、どっかへ出かけた折りには、かならず着ぐるみキティに手を出し、コレクションしてしまうのではないか、という危惧ですね。
ぼくはそうたびたび出かけるほうではないが、それでも年に2、3個ずつは増え続けるだろう。で、それを見た友人どもが、「出張で鹿児島にいったら黒豚かぶってたぜ」と土産にくれたりすることもあるだろう。
ああ、そうなってしまったらどうしよう。来るべき未来を怖れているのである。
シーサーをかぶったキティがどのようなものかがお知りになりたいむきは、各自ぐぐっていただきたい。写真を撮って掲載するのもためらってしまう。
この記事は面白かったですか?
お読みになっての印象を5段階評価のボタンを選び「投票」ボタンをクリックしてください。
≪この記事に対していただいた「投票」4件、「平均面白度」3.5≫
いただいたコメント
トモた さんによるコメント
ご当地キティ
この頃よく観光地のお土産やさんで見かけます。
私の住む北海道には、それこそ何種類生息しているのか気になります。
知っているだけでも
まりも・ラベンダー・かに・メロン・じゃがいも・ほたて・きつね・うに・クリオネ…まだあるかも。
気にはなるけど、手は出していません。(私も性別&年齢的に拒否反応が出てしまいます。)
迂闊にも目●の親父のパロディ版、まりも親父といくら親父のストラップには手を出してしまいましたが…苦笑。[2005.06.16 #187]
大野拓朗 さんによるコメント
はじめまして 大野拓朗と言います。着ぐるみは誰なんでしょうね。
[2006.05.22 #328]
コメントを書く