ぼくはほとんどゲームをしないのだが、ほとんど唯一の例外がある。それがフリーセルだ。
System9までの時代にあっては、ずいぶん長くSeaheaven Towersというソフトを愛用してきた。これはMacintosh IIの発売とほぼ同時に「カラーになったのにカラー対応のソフトがないので」という理由で開発されたものだったので、その歴史はむちゃくちゃ古い。
考えてみたら20年くらいは使い続けてきたことになる。実はこれはシェアウエアであった。それなのに、ぼくはずっとお金を払わないで使っていた。まことに情けない。
いや、ずっとずっと昔に、一度料金を支払うべくメールを出した(インターネットなぞのない時代のことだが)んだけど、返事が来なかった。ま、言い訳にもなりませんが。
ゲームをたしなむ習慣のないぼくだけれど、シゴトにつまって考え事をしている時なんかは、ついついこのゲームに手が伸びる。実によくやりました。
数年前、OSがXになったときに、困ったことが3つあった。HyperCardとファイル検索犬ぽちとSeaheavenTowersが動かないということだ。それでもしばらくはクラシック環境でやり続けていたんだけど、なんだカードゲームをやるためにクラシック環境を起動するってのも妙な話で、ついつい遠ざかっていた。
さびしい日々でありました。
そんなときに見つけたのがMac OS X版のフリーセルだった(
Freecell for Mac OS X)。これはフリーウエア。ますますよろしい。しかも(さっきまで知らなかったんだけど)最近のバージョンは日本語化されている。
フリーセルゲームってのは、ぼくだけかもしれないけど、結局のところ、完璧性を求める快感ということだと思う。このゲームに少し慣れると、誰でも「WIN」することができるようになる。従って、勝利そのものはうれしくもなんともない。要は無敗記録をどこまでのばせるか、ということだけになる。
だからなんかの拍子に負けてしまうと、スコアをクリアして、最初からやり直す。ずっと連勝し続けることだけを目標にやる。たかがゲームであるから、ココロの状態が悪いときなど、ついついどーでもいいや、と思って考えなしの手を打って思わぬ負けを期す。そういう意味からも、平常心を鍛えるプチトレーニングになっているのかもしれない。
おそらくこのソフトは、Webブラウザ、メーラ、テキストエディタに次いでよく使っているソフトであるだろう。
ともあれ、このソフトがあって、ぼくはたいへん幸せだ。
僕の場合は、四角の左下半分を切り落とした形--つまり三角形--にカードを並べるソリティアにお世話になってました。これの場合には勝利すること自体が快感で、勝てないともう一度、となってしまう。
このフリーセルというのは昨日これを読んで知り、ダウンロードして遊んでみました。何度か遊んでる内に考え方が判ってきたんだけど、これ、面白いや。こんなんして遊んでる時間ないんだけど、どないしてくれるねん。[2005.05.26 #180]