早野龍五・東京大学教授(原子核物理学)や理化学研究所のグループが、物質に質量が生まれる仕組みの一段階と考えられているクオーク凝縮現象を実験で確認したとする論文を、米物理学会誌に発表した。「物になぜ重さがあるのか」という物理学の基本問題を解明する上で、注目を集めそうだ。わかります? ぼくにはさっぱり。「宇宙誕生時に生まれたクオークなどの素粒子には元々は質量はなく、宇宙誕生の大爆発直後に真空中に潜んでいたヒッグス粒子の影響で、質量を持ったと考えられている。」なんてこと言われても、じゃあ、潜んでいたつーことは「プレ宇宙」ってのがあったからなの? ってふうに思っちゃう。
早野教授らは、ドイツの重イオン研究所の加速器を使い、基本粒子のクオーク2個でできているパイ中間子をスズの原子核内に入れ、原子核との間で生じる引力の強さ(束縛エネルギー)を測定することで、凝縮の強さを間接的に調べた。
すると、真空中に比べ、引力の強さは約3割減少しており、理論値と一致。理論を裏付ける結果が得られたとしている。論文発表は今年2月。
素粒子物理学の標準理論では、宇宙誕生時に生まれたクオークなどの素粒子には元々は質量はなく、宇宙誕生の大爆発直後に真空中に潜んでいたヒッグス粒子の影響で、質量を持ったと考えられている。
しかし、このクオーク各3個からできている陽子や中性子の総質量は、クオーク3個分の質量以上に重い。このため、陽子や中性子が質量を獲得した背景には、クオーク凝縮が起きているとの理論が85年に発表されていた。
早野教授は「標準理論を立証していく重要な成果の一つだ」と話している。
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